お茶に含まれる主なカテキン類
お茶に含まれるカテキンの効果を知っていますか。
まずはお茶の健康効果を列挙しましたのでご覧ください。
- 抗酸化作用
- 血中コレステロール低下作用
- 血圧上昇抑制作用
- 血糖上昇抑制作用
- 抗菌・殺菌作用
- 抗ウイルス作用
- 虫歯・口臭予防(脱臭作用)
- 発ガン抑制作用
- 抗腫瘍作用
- 突然変異抑制作用
この効果はカテキンの抗酸化作用によるものです。
カテキン類は活性酸素が人体の組織を攻撃するのを食い止め、
病気に発展するのを防ぐ働きがあります。
体内の酸化を抑えて、組織が老化するのを防ぎ、免疫力を保つ事につながるからです。
カテキンの効果をいくつか論文をもとに解説していきますので、お付き合いください。
カテキンで痩せられるの
まずはカテキンのダイエット効果。
カテキンにはコレステロールを低下や脂肪燃焼効果があるというのは良く聞く話で、
それがどのくらいメリットはあるの?
っていうのはかなり大事な話。
そこで参考になるのが、2009年と2011年のメタ分析
(1:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21366839
2:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19597519)です。
結論だけ抜き出すと、
1日200mlの緑茶を最低でも12週間以上は飲み続けると、平均で1.13kgの体重減少が望める。ただし、1日に300mgのカフェインを摂る人は緑茶を飲んでも痩せない
1日253mgのカテキン+カフェイン30mgで平均5.7gの体脂肪が燃える
もっとも、基本的には1日400〜500mgぐらいのEGCG(カテキンの一種)を飲まないと意味ないかも
というわけで、やはりカテキンにはそれなりの効果が見込めるかと思いますが、
カフェインと飲まないとあんま効果が出なさそうです。
お茶には100mlあたりカテキンが100mg、カフェイン20mg程度含まれているので、
300ml飲むだけで十分な量は摂取できます。
カテキンが多ければ多いほど体脂肪が減った
緑茶が脂肪の吸収をブロックしてダイエットに役立つ!
これも論文からの引用
(1:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26569165)では、
これは124名の男女を対象にした実験で、だいたい体脂肪が31〜35%の人を選んび実験しました。実験では参加者を以下の3グループに分類し効果を確認しました。
カテキン25mgのお茶を毎食ごとに飲む
カテキン180mgのお茶を毎食ごとに飲む
カテキン280mgのお茶を毎食ごとに飲む
また、カロリー制限は特に行わず、日中の運動量もほぼ同じぐらいに揃え、
そのうえで12週間の様子をみたところ、カテキンが増えれば増えるほど脂肪が減っていく効果がはっきり見られたとのこと。
カテキン180mg、280mg摂取したグループでは内臓脂肪が-5cm3程の減少、
総脂肪量が-25 cm3程減少しています。
こういった現象が起きる理由として、
研究者は「カテキンが脂肪の吸収をブロックするから」って仕組みを想定してるようです。
この量のカテキンならお茶から簡単に摂取できるので試してみてはどうでしょうか。
カテキンで美肌になれるの
カテキンには「肌がキレイになるの?」って噂もあったりします。
40〜65才の女性60人が対象。
1402mgのカテキンを6〜12週間ほど飲んでもらったら、
肌が紫外線に強くなり血行も良くなった
(2011年: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21525260)
みたいな感じ。それなりの効果が出てますけども、
1日に1400mgもカテキンを飲むのはきついかも。
まとめ
お茶の文化が発達した国に住んでるんだから、
普通に緑茶を飲むといい効果が得られるのではないでしょうか。
補足情報
カテキンと運動を組み合わせたグループには、
体脂肪が減ったほかにもいろんなメリットが出ました。
具体的には、
サーチュイン1の発現が116%増加(HIITだけのグループは60%増)
PGC-1aのレベルが100%増加(HIITだけのグループは69%増)
最大酸素摂取量が140%増加(HIITだけのグループは68%増)
みたいな感じ。これで何がいいのかと言うと、
アンチエイジングに大切な部分への効果が大きいという事。
ってことで主だった緑茶のメリットをまとめてみました。
とりあえず緑茶がよい作用をもたらすのは間違いないんで、
日常的に飲んでおくことをオススメします。
引用:https://yuchrszk.blogspot.com/
健康系の情報を得たいならこのブログを見ておけば間違いないです。